【平成二十三年七月】の定例法話会・テキスト
『神の領域』にまで踏み込んだ人類
《今、その報いを受けつつある『福島第一原発事故』に見る神の怒り‥》
九州地方に梅雨明け宣言が出たと思ったら、今度は「桜の開花宣言」である。
もちろん、これは朝日の「天声人語」に書かれていたのですが、その内容は冒頭次のような書き出しで始まる・‥≪「サクラ」の語源ははっきりしないらしい。春に咲くサクラではない。客を装って品物をほめたり、高く買ったりして購買心をあおるサクラのことだ。露天商の隠語から広まったらしいと手元の事典にはある。また、ものごとの倒錯(とうさ)を表すのに「足を削って靴に合わせる愚」の例(たとえ)がある。原発は事実を曲げ、真実を隠して「神話」という靴をはいてきた。そのうえ世論をゆがめる企てときては、欺瞞はいよいよ深い。≫と続く‥・。
さらに、6/14の矢声人語には…≪核エネルギーはどこか原理的なところで人間の手に負えないのだ。それを無理に使おうとするから嘘(うそ)で固めなくてはならなくなる」『嘘(うそ)』は核を巡るキーワードの一つだろう。東京の岩波ホールで緊急上映中の記録映像「原発切り抜き帖」と「いま原子力発電は‥」を見ると、産・官・学のゴマカシがよく分かる。
ともに30年ほど前の作ながら今の惨状を予言するようだ。▲新聞記事だけで構成した「切抜帖」は、広島への原爆投下から始まる。何が起こったか軍や学者は分かっていた。だが第一報は「若干の損害を蒙(こうむ)った模様」。時代も事情も異なるが、目下の原発事故の情報開示に通じるものがある。菅内閣の常套句の「ただちに影響はない」も欺瞞がにおう。「切抜帖」を撮った、故・土本典昭監督は当時語っている。「恐ろしくなったのは(放射能を浴びた人たちが)20年、30年の後に病み死んでいっている、その時差でした」。長く体内に潜む「時限爆弾」の怖さである。
▲嘘は魔物で、ばれぬように上塗りが要る。西洋の古言では、一つの嘘をつき通すには別の嘘を二十発明しなくてはならないそうだ。安全神話の正体はそれだったろう。何がウソで何かホントか、もう当事者にも分からなかったのではないか。▲原発の是非は、54基が存在する現実からではなく、原爆の非人間性まで立ち返って考えたい。未来に何を渡すか。この別かれ道、いささかも侮れない。≫と書かれています。そこで、どうしてもご登場願わなくてはならないのが、かの天才アインシュタィン博士と、彼が24才の若さで発表したと伝えられている『E=mc2』(エネルギーは質量と時間の二乗に等しい)と云う公式でしょう。それは広島や長崎に落とされた世界初の原爆の基本原理につながるからです。この式を考え出した彼は、原爆が実際に使われたことを知ると『天を仰いで呻(うめ)き』さらに『宗教心のない科学者は悪魔だ…!』と呟いたと言う。
それはそれとして「日々こう暑くては、猫といえどもやり切れない」とぼやくのは、漱石のあの有名な「吾輩(わがはい)」だ。と云う書き出しで始まるのは7月2日の朝日の「天声人語」ですが、このあとさらに天声人語は言う『皮を脱いで肉を脱いで、骨だけで涼みたい。せめてこの毛衣(けごろも)を洗い張りにしたい、など色々と並べる。
団扇(うちわ)を使ってみたいが、握ることができない…と愚痴るのは、おかしくもお気の毒である。明治の猫も暑かったろうが平成の人間も暑い。 この時期としては記録的な猛暑が各地で相次いだ。夏をつかさどる炎帝(えんてい)の顔見せ挨拶だろうか。
今年も手ごわそうで、九州南部はこれも記録的な早さで梅雨が明けた。そして節電の夏が始まった。東京、東北電力管内で きのう、「電力使用制限令」が発動された。企業など大口需要家に15%の節電を求める強制措置だ。語感が「戒厳令」や「灯火管制」に似ているからか、どこか夏を迎え撃つ気分になる。家庭の15%は努力目標となる。早い話、大食いのエアコンを止めれば達成できる。だが「心頭滅却(しんとうめっきゃく)」の我慢は長続きしないし、体に良くない。ここは無理せず、細かい節約を積んで贅肉を落したい。「家の作りようは夏をむねとすべし」と書いたのは、「徒然草(つれづれぐさ)」の兼好法師(けんこうほうし)だった。
耐えがたいのは暑さ、冬の寒さは何とかなる、と。卓見が身に染むが、その高温多湿はまた様々な消夏法を生み出してきた。エアコンの剛腕に小さくなっていたそれら古いものが、相次ぎ復活の兆しだという。ぼやきたい暑さにも潤いはあろう。古きを温(たず)ねて涼を知る。「温故知涼(おんこちりょう)」の新しい四文字を座右に置くのもいい。』と半分やけ気味で皮肉交じりに書いていますが、スポーツにも、政治にも辛口の漫画家「やくみつる氏」は『ア菅・ダメ菅・総ス菅』と先日の政治漫画の中で言っているように、菅さんは、総理に就任的直後から、「こりゃ菅ではなくアカンだよ…」と言われ続けてきましたが、これに対しご本人が「アイアム・ソーリ(総理)」と言ったかどうかは聞き漏らしました。
しかし、千年に一度と言われる「東北大震災に大津波」の壊滅的な被害にあいながら、第三の災害と言われる原発事赦による人災放射能の影響を受け、多くの農民や漁民が大切な農地や漁船を失い、しかも寄港する岸壁をも奪われながら、必死に復興に向けて努力をしている姿を見るにつけ東北の底力を感じます。
ところで≪菅さん≫あなたは別の意味で東北人以上に粘り強いですね。ただしそれは政権維持に関してのみですが、その点での執着心には敬服したいとは思いますが、ちょっと待ってください。東北人は自分の故郷や我が家の家族を守ろうと頑張っているのです。それは国家の最小単位が家族だと云うことを知っているからです。でも≪菅さん≫それはあなたの個人的な地位や名誉や権力に対する執着心からくる単なる我欲からでた地位・名誉・権力に対するしがみつきであって、粘り強さや頑張りは、東北人の純粋さとは少々違いませんか…?
そこで、七月七日の七夕の日の「産経新聞」の一面に載っていた湯浅博氏の『くにのあとさき』と云う記事を、ぜひあなたに読んでほしいと思い、その全文を転載しますので、全国民と共にもう一度読んでみて下さい。
さて、その全文には≪帰リなん、いざ菅君へ≫と云うサブタイトルに続いて、次のように書かれています。『もし、評論家の江藤淳が生きていたら、菅直人首相に対して「かえりなん、いざ」と引退の美技を授けたに違いない。江藤は15年も前に、当時の菅厚相が地位に異常な執着を見せ「世のため人のため」という自己犠牲から遠い存在であることを見破っていた。』
橋本内閣時代の菅厚相は、自・社・さ連立政権のさきがけ党員として入閣した。さきがけを去り、民主党の党代表となっても厚相を辞任しなかった。もう一人の党代表である鳩山由紀夫氏は「民主党は野党だ」と言い続けていたという。
つい最近の、菅首相に辞任を迫る鳩山前首相とのやりとりは、その再来である。
権力の魔力にとりつかれた政治家の、あさましき醜態なのだ。
江藤は平成8年11月の本紙正論欄で、時の橋本首相に対して「菅厚相を罷免せよ」と勇断を求めた。
「菅厚相の大臣という地位への執着は、野党志向の民主党という新党を与党化するほど強烈なものだったということになる」
江藤の「菅罷免」要求はそれだけが理由ではなかった。
菅厚相はその年の10月下旬、東京医科歯科大学で講演し、「東大医学部が発端となった『安田講堂事件』を引き合いに、『あの時もっと壊しておけばよかったかも』と過激な発言」を繰り返した。そのうえで、任期が「あと一週間だと思うと、ついラジカル(過激・急進的)になる」などとボルテージを上げた。
ここに至って江藤は、国立大学の学生に国有財産の破壊をそそのかす閣僚の言動に呆れ、「反社会的分子は、オウム真理教のなかだけ巣食っているのではない。今や内閣の閣僚にまぎれ込み、スター気取りで世間を闊歩(かっぽ)しているのである」と怒りをぶつけていた。その政治体質は変わらない。
最近も、菅首相が再生可能エネルギー促進法を求める集会で、「本当に菅の顔を見たくないのか」と3度絶叫した。「見たくないなら法案通せ」などと、退陣が近くなるとラジカルに先祖返りするらしい。
かつて、京大名誉教授の猪木正道は、政治には政策立案の顔と権力奪取の顔があり、後者を根絶できないといった。むしろ政治家の権力欲が国益や政策を推進するエネルギーになると考えていた。
ただ猪木は、首相がその座を明け渡す場合の3つの要件を付け加える。@重大な失敗A汚職事件B執務不可能な病気‥・である。この指標を菅首相に当てはめてみよう。
「重大な失敗」では、尖閣諸島周辺で起きた中国漁船衝突事件の処理で明らかだし、東日本大震災の初動ミスは致命的だった。首相の座に居座れば、高飛車な松本龍復興相の任命など次々に失敗を重ねる。
「汚職事件」に至らないまでも、在日韓国系金融機関元理事から献金を受けていたことが判明し、東京地検に告発された。菅氏は首相にとどまる理由を欠いている。この間、大震災の現地は中央政界の政争に振り回されてきた。
江藤は平成9年の本紙で、新進党党首だった小沢一郎氏に議員辞職を促したことがあった。「帰りなん、いざ- 小沢一郎君に与う」と捲土重来を期すよう呼びかけた。
いま、菅首相に対しては、さらに厳しい江藤の声が聞こえてくるようだ。
「帰りなん、いざ- 菅直人君に与う」‥・《東京特派員・湯浅博》
→≪以上の一文を全国民の支持率10%台の菅直人首相に捧げる。≫
それはともかくとして、この≪東北関東大震災≫が起こるまでは、次のような内容のテキストを書いていました。しかし、敢(あえ)て、こう言う時ほど、肩の力を抜いた軽い話も必要と思い、被災者の方々には申し訳ないとは思いますがその一部を復活して書いて見ることにしましたのでご了承ください。…合掌…
ところで俗に言われるように、世に『可愛さあまって憎さ百倍…!』と云う言葉がありますが、近来、心のすさんだ人々の増えている世界はもちろんのこと、我が国でもこのような気持ちの変化がもたらす悲劇を少しでも招かぬよう、こんな時ほどピリッとしたサビの効いたユーモアが必要だと思い、程よくペーソスの効いた、以下に引用する2月1日の、朝日新聞のコラム≪天声人語≫に載った一文を引用しながら、その一部を引いて次のように書いてみましたので、笑うもよし・腹を抱えて苦笑するなどご自由に…。ところで『ジョークの宝庫といえば結婚であるとして、ギリシャの哲人ソクラテス曰(いわ)く。≪まず結婚せよ。良妻を得れば幸せに、悪妻なら君は哲学者になるだろう…≫そして青木雨彦さんの「洒落(しゃれ)た関係」から男のざれ言を続けると▲夫の証言は…。≪新婚直後の妻は食べてしまいたいほどかわいかった。なのに 今になって考えると、あの時食べときゃよかった…。と悔やんでも後の祭りで、時すでに遅しだ…≫これに続いてもう一つ。ある人が≪金曜に結婚すると不幸が起きるというのは本当ですか?≫と聞いた。『もちろん』と劇作家バーナードショーは答えたあと≪金曜だけが例外で居られるはずがない…!≫と。▲民主党の幸・不孝は、思えば小沢自由党との「結婚」に始まる。今や別居寸前だが、菅首相が「あの時・‥」と悔やんでも遅い。たくさん生まれたチルドレンは多くが小沢氏につき、家を出るならそっちと言わんばかりだ』 ところで、菅さん…(あの時食べときゃ良かった。)などと思っていないでしょうね・‥?それとも怖くて食べられなかったのですか…?
ところで、昔からもののついで、と云う言葉もあります。そこで、もう一つ、皮肉を込めて『第一生命』が毎年行なっている恒例となった《サラリーマン川柳コンクール》から今年24回目の入選作100句のうちから、職場や家庭で悲哀に耐えながら頑張っている中高年のペーソスを、笑いに変えようとする、いじらしい作品の中から(2/18)の産経新聞の記事≪サラリーマン川柳入選100句より≫の中から次の数点を選ぶと
♯『上がらない 給料・職名 右の肩』と自らの境遇を嘆くサラリーマン。
(家庭もすでに癒しの場ではない。)♯『ノー残業 妻のストレス増加中』と自宅に居場所のない現状を吐露。仮に居場所があったとしても『イクメンと乗せられ今や家事すべて』。#職場も家庭も駄目なら子供に期待するしかない。『命名を佑樹(ゆうき)か遼(りょう)と悩む親』と≪野球選手≫か≪プロゴルファー≫になるよう夢見ても…『何になる?子供の答えは正社員』…そして最後に…』♯『いつかやる きっとやるぞと もう定年』とあります。
これらの迷句?を読んで、あなたならどのような句を読みますか?と。
これらの入選句に解説は不要だとしても「実際に定年過ぎたら、そんなもんじゃ済みませんよ!」と云う注釈付きの声が聞こえて来そうな気がします。
最後に、もし菅直人氏だったらどのような句を読むかが楽しみです。
それにしても、ほかにも男たちの家庭内での居場所のなさや、居心地の悪さを嘆いた「秀作」が多かった。『風呂の順2番じゃダメかと追い出され』
このように、定年間近で、給料は減りっぱなしという「オジサン族」にとって、笑うに笑えない心境かも知れない。として、次に続けて▲皮肉にも、入選句の載った新聞の1面には、菅直人政権のニュースがあった。民主党内の造反で国会の各関連法案の成立は一段と危うくなってきた。先に皮肉と言ったのは民主党政権、いや日本という「家庭」での首相の居心地がますます悪くなってきたようだからだ▲初めは弁舌さわやかな「お父さん」に思えた。だが国会では官僚が書いたような答弁を読むばかりである。妻や子にお小遣いの大盤振る舞いを約束したが、サイフは空っぽだ。あわてて給料(消費税)アップを求めても、そう簡単にはいかない▲ご近所の某国のように、他人の庭で勝手に商売したり、池で魚を釣ったりという粗暴な隣人に対し、家では怒ってみても面と向かうと何も言えないご主人様と云う名の≪総理大臣≫を選んでしまった私達の心境はまさに、先に書いた『風呂の順2番じゃダメかと追い出され』でしょう。
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