【平成十六年十二月】の定例法話会・テキスト
嘘も、政倫審では『偽証罪』に問えず。
《喝!『毎日タクシーで帰っているんだ・・』と、彼女に自慢する若い官僚。》
”あまりにも情けない・・。情けなくて、情けなくて、我々は言うべき言葉もない・・・。”
これは、先月三十日に行なわれた衆院『政治倫理審査会』での、橋本龍太郎元総理の釈明の報道を聞いた正直な印象ですが、問題の一億円の小切手を日本歯科医師会の前会長・臼田貞夫被告(73)から、自ら直接受け取っておきながら、当初はその事実をまったく《記憶にない・・》と突っぱね《私が何か悪いことをしましたか・・?》と開き直っていたものが、非公開の政倫審では『多分一億円を受け取ったのは事実なのだろう。』になり、しかも《日本歯科医師会の前会長・臼田貞夫被告(73)》から、直接一億円の小切手を受け取り自分のポケットに入れておきながら、これも最初は《記憶にない》だったものを『多分受け取ったのだろう。』と、まるでひと事のような釈明にすり変えて、明々白々な小切手授受の事実追及の窮地を逃れようとしたのです。これでは、まさに我々国民を馬鹿にした『だろう答弁の茶番劇』と言われても仕方がないでしょう。
かつて私達は、これほど記憶力に乏とぼしく、明らかに疑惑を持たれている自らの行為に関する釈明内容が、このように、まるで、ひと事のような、曖昧あいまいで、無責任で、しかも、自らの説明責任さえ明確に果たせない人間に、自分達の国の将来を委ゆだね、あまつさえ総理大臣と云う要職まで与えていたのかと思うと、まったく情けなく、腹立たしく、己おのれの人を見る目の無さと自戒の念に駆られ、最早、言うべき言葉もありません。
しかも、その小切手授受の席に同席していた、まさに生き証人とも言うべき党の重鎮でもあった、青木氏も、野中氏も、共に口を拭って、異口同音に《・・記憶にない・・》なのです。そこで、お二人にお聞きしたい。《あなた方の目は節穴だったのですか?》と。
さて、政界がこのような《体ていたらく》だから、官界の出鱈目さを諌いさめる事が出来ないかも知れませんが、またまた、社会保険庁の出鱈目さが浮き彫りになり、コンピュータシステムの開発・運用をめぐって、何と、106億円も血税が、作業内容も確認せずに、業者側の言うがままに《ノーチェック》で支払われていたと云うのです。
さらに驚くことに、社会保険庁には、この作業内容をチェック出来る、専門知識を持った者がまったく居らず、従って、担当者が不正や疑惑を調査しようにも、その能力が、まったく無かったと云うのですから、一体、彼らは何のための担当者だったのでしょう。
それにしても、このような事は民間ではまったく考えられないことで、仮にも国民の血税を扱う以上は、担当者も管理者も、真剣に専門知識を身に付ける努力をすべきだったのに、これでは、彼らが徒いたずらに惰眠を貪っていた、と言われても仕方ないのです。
そこで、さらに今年の総決算として言わせてもらえれば、このような役所の出鱈目さやいい加減さは、ひとり社保庁だけでなく、ほとんどの官庁でのずさんさが指摘され、去る九月二十九日の読売新聞夕刊の『タクシー甘い省庁』と云う記事や、サンデー毎日の十二月十二日号の『タクシー使い放題の明細書』と云う特集を読んでみると、その中の《この国の会計はメチャクチャ》と云う記事などは、思わず『怒り心頭に発する』と云う状態で、そこで、怒気を込めてその一部を原文のまま転載してみますと・・・最初の書き出しの部分には、何と(引)「『60億円あれば、東京−札幌間を正規運賃の飛行機で、ざっと《10万7000回》も往復できる。霞ヶ関では1年間でそのくらいの《血税》が官僚達のタクシー代に消えているのだ・・。しかも、本当に必要な時だけ使われているのか判然としない事が《NPO》の調査でその《実態》が浮かび上がった。』」と書かれ、続いてこの調査の内容は『情報公開制度を使って行政の無駄使いをチェックしてきた《NPO》(情報公開市民センター・東京都新宿区)は、今回初めて中央省庁が使う「タクシー代金」を調査した。調査をまとめた《鈴木祥宣氏》は言う。(引)「タクシー代は、会議費や旅費などと同じく、厳しく管理しなければ、無駄使いされやすい。かって、《タクシー代で裏金を作っていたケース》も発覚している、と語り。さらに、若い官僚が《毎日タクシーで帰っているんだ・・》と、彼女に自慢しているのを耳にして、なぜ、そんな贅沢なのかと疑問に思ったこともあり、調べることにしたのです。』」と言う。
また『こんな会計制度がメチャクチャな国はない・・・』と断じるのは、官庁の無駄使いを追及してきた《長妻昭・衆院議員(民主)》だ。特に《庁費》はブラックホールなんです。予算の明細書には、光熱水費、事務用機器等整備費など、一応の費目があり省庁によっては《タクシー代》も入っているでしょう。ところが決算になると《庁費》としか出てこない。費目別にいくらかかったか集計しないんです。年度末に《庁費が金庫にいくら残っているか》だけで決算を出すという、まさにドンブリ勘定ですよ・・。
これでは、いくら国会議員と云えども《調査は不可能だ》と同議員は言う。そして、終電が無くなるまで働いた官僚に《タクシー代》を出すのはいい。ただ、本当に適正に使っているかを立証する責任は役所にある・・。と言い切っていますが、前出の情報公開市民センターの鈴木氏も『タクシーで帰ることを前提としたペースで仕事をしているのではないか・・・。』と、長沼議員と同じような疑問を呈しているのです。
これら一連の政治家や役人達の精神行動を見てみますと、仏教で言う『懺悔文』の中の《身口意》の汚れが生んだ行為と言ってよく、その原因は彼らの、心の奥底に巣食う《貪とん瞋じん癡ち》の三毒の中の『貪欲むさぼりと、愚癡おろか』と云う事なのでしょう。
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