更新日:2010/03/06
太陽と月、
男性と女性、
光と闇、
などなど
世界は「陰と陽」から成る
といわれますが、
以前、沙羅さんに聞いた、
おもしろい話を思いだしましたフッ
私達一人一人も
それぞれの割合で、
陰と陽を持っているそうです
たとえば
「Aさんは、陽よりも陰の割合が大きいひと」
逆に
「Bさんは、陰よりも陽の割合が大きい人」
、といった具合です。
ただし、これはどうやら潜在的な割合みたいです。
陰の割合が大きいCさんがいて、
恋人に対し、今、Cさんが一生懸命行動を起こしているとします。
陰の割合が大きいCさんではありますが、
Cさんのその行動自体は、
陽の行動(活動的エネルギー)にあたるからです
また
『陽=明るい、プラス』
のイメージに対して
『陰=暗い、マイナス』
の印象を持ちやすいですが、
陰は、静けさ、安らぎでもあり、
決してマイナス要素、悪いわけではないそうです
太陽がギラギラ光り、夜が全く存在しない世界だったら
たしかに、疲れてしまいそうです
「この人と話していると、気分がホッと落ち着く…」
そう、感じさせてくれる人がいるなら
その人は、もともと潜在的に陰の割合が強い人なのかもしれないし、
もしかしたら
今の自分が、陽の強い状態にあるために、
陰の割合を大きく持つその人に、
ホッと安らぎを感じているのかもしれませんね~
そして、行動や考え方に当てはめてみても
陽の「いけいけ」一辺倒では
ときには、恐ろしい事態を引き起こしかねないようです。
感情の高ぶり(陽)に対して「ちょっと待てよ…」と、
ブレーキをかけてくれる、ありがたい存在が
ほかでもない、この陰の力なのだそうです
「歴史上の人物で陽が強い人、思い浮かぶ?」
と沙羅さんに尋ねられ、
ある人物がもしや!と思い浮かびました
果たして、その回答はなんと大正解
ブレーキ(陰の力)が全く感じられない
ということで、まず思い当たったのが
女子供にも刃が向けられたという
「比叡山焼き討ち」…。
ですが、逆に、
彼の「陽」の割合の大きさを思えば
天下統一のベースを築くには
圧倒的な 信長の陽エネルギーが
必要不可欠だったんだろうなー
と、思います。
陽一辺倒でもなく、陰一辺倒でもなく
物事はバランスなんですね
感情にとらわれて行動に走るな
といわれるのも納得です
そういえば、
中庸(ちゅうよう)という言葉もありますね
わたくし、辞書をひいてみました
中庸:
考え方・行動などが一つの立場に偏らず中正であること。
過不足なく、極端に走らないこと。また、そのさま。
古来、洋の東西を問わず、重要な人間の徳目の一とされた。
中道。
「大辞林 第二版」より
なるほどー!いや~
今ほど、中庸、中道の意味に深く納得したことはありません。
幼馴染みに「庸○(←伏せ字)」という名前の子がいまして、
「なんで、凡庸の「庸」なのぉー」
と、よく叫んでいたものでしたが、
私も今、わかりました。
庸ちゃん、中庸の「庸」だったんだよ…。
ご両親の思いと、学識の深さがしのばれます。
親の心、子知らず
そして、庸ちゃん、お元気ですかっ?